ライトニングネットワークとか全く知らなかった私なのですが、Twitter経由やブログサイト、ゆくゆくはYouTubeなどで投げ銭システムを仮想通貨で出来るようになるのではないか、と聞いてtippin.meを始めてみました。
ビットコイン自体は触ったことがあるので前提知識が少しあったのですが、投げ銭が仮想通貨で出来るというのは面白い発想だなと思って触ってみました。
とはいえまだ始まったばかりの世界。情報が少ない。
今回試してみて詰まったところなどを備忘録としてメモしておきます。
仮想通貨の基礎知識
ビットコインとライトニングネットワーク
取引料金が有料か無料か
仮想通貨と言えばビットコインが有名ですが、送金一回あたり手数料が10円~20円程度かかるため投げ銭には向いていませんでした。
ところがライトニングネットワークは取引料金が無料というのが魅力です。投げ銭で100円ぐらい投げるのには向いていますね。
他にもライトニングネットワークの方が良い点もあるのですが、とりあえず投げ銭システムとしてはこれが一番の魅力でしょう。
本当に今後も無料か
それは実際にはわからない問題があります。
ライトニングネットワークにはセキュリティを含めて多くの課題が残っています。
また今回、tippin.meを使いましたが、開発者自身も、tippin.meで預かるビットコインが消失してしまうかわからないと言っているようです。
今回は体験ということでいいかと思います。
では実際に試してみよう
tippin.meを登録してみる。
「Join now」ボタンを押せば登録可能です。ここでは自分のTwitterアカウントを使ってtippin.meアカウントを作ったとして話を進めます。
次のような画面になります
初めてアカウントを作ると 1000satoshisもらえるのですが、今回は色々テストしたので画像では0satoshisになっています。
スマホで「BlueWallet」を入れてみる。
スマホでライトニングネットワークでのビットコイン受け取るアプリにはいろいろあるかと思いますが、「BlueWallet」が使いやすいでしょう。
bluewallet.io
BlueWalletでライトニングネットワークのWalletを作る
「Lightning」のアカウントを作ります。
作った後のアカウントはこちらのようになります。なおすでに取引を行った後なのですでに1000satoshis入っていますが、最初は0satoshisです。
BlueWalletからtippin.meに送金してみる
900satoshisほど送金してみましょう。
結果
素早く、tippin.meの方に900satoshis入りました。
ログも残っています。
今度はtippin.meからBlueWalletにお金を送ってみる(cash out)
tippin.meでの作業
管理画面から「cash out」のボタンを押します。
すると「Paste your payment request here:」って入力画面が出ます。
ここに入力するコードをBlueWalletから取得する必要があります。
BlueWalletでの作業
「Receive」ボタンを押します。
すると受け取り画面になりますので、受け取る料金を900と入力し、Descriptionを適当に書き込みます。今回は「Test」としました。
するとQRコードと文字列が出ます。この文字列を使うので「share」ボタンを押してPCに送ります。
この時注意しなければいけないのは「lightning:~」とついている場合はこの部分が不要です。取り除いてtippin.meに貼り付けましょう。
送り付けたら900satoshisだったのが0satoshisになりました。
ログも残っていますね。
これで一通りテストができました。
あとはライトニングネットワークを用いたビットコインが、コンビニとかで使えるようになるといいですね。
日本では投げ銭は合法なの?
現在、国産の投げ銭サービスがどんどん撤退していっています。
crypto.watch.impress.co.jp
以下引用
仮想通貨(暗号資産)の規制強化などを盛り込んだ改正法が5月31日に成立し、2020年上旬までに施行される見通しとなった。仮想通貨の投げ銭サービス(tipbot)の提供者は同日、改正法の成立によって仮想通貨の管理が規制されるようになることに強い懸念を持ち、サービス運営の継続が困難になる可能性を理由に挙げ、自らが運営するサービスを終了する予定であると相次いで発表した。
本記事は国外の個人のサービスtippin.meを取り上げましたが、ここも日本で扱うにはどうなるか。
日本では投げ銭文化は広まないのでしょうかね。
YouTubeやTwitchなどで少しずつ投げ銭文化が広まってきているので、今後も広まるといいなと個人的には思います。
今後どうなるでしょうね。動向を眺めてみたいですね。
今回はここまでそれではー。