ゲレの工房

ゲーム好きの中の人が、自分が作りたいアプリを作る記録です

言語を超える力・ひんがしを超える力の更新予定と課題点

今日はちょっと真面目な話。
現在、エオルゼア文字をアルファベットに変換するアプリとして「言語を超える力」を公開しています。
また、先日、クガネ文字をひらがなに変換するアプリとして「ひんがしを超える力」の公開を開始しました。
これで、関連アプリは3つになりました。

  • iPhone版ひんがしを超える力

今回の記事では、今後の更新予定と課題点を洗い出したいと思います。

課題点

使い方がわかりにくい

実際にリアル知り合いに、何の説明もせずに触ってもらいました。
やはり使い方がわからずに混乱している様子でした。

一応マニュアルもあるんですけどね。アプリからリンクが貼ってあるのですが・・・
使い方 | 言語を超える力(Language Echo)

横から使い方を教えながら動かしてもらったら、その使い方がわかってくれたようです。
アプリの意図もね。

最近のアプリは、マニュアルを読まなくても使えるものが多いと思います。
またはチュートリアルが充実していたりね。その辺りは、今後の課題として工夫したいと思います。

精度が低い

機械学習による文字の分類は昔から行われている分野なのですが、どうしても大量の学習データが必要になります。学習データを集める方法は様々あります。一般的には検索エンジンを使って自動的に集める方法が採用されていたりします。
しかし私が対象としているのはエオルゼア文字・クガネ文字。1文字ずつ検索結果にヒットすることはありません。なので、私が人手でデータを集めています。
そのため、学習データ自体がかなり不足しています。これが精度を低くしている1番の原因だと思われます。

とくにクガネ文字はほとんどデータが集まっていません。

言語を超える力・ひんがしを超える力アプリは、これらの文字データを集めるアプリとしても動作しています。集められたデータは機械学習の精度向上のために用いています。
また、現状古い状態ですが、学習データを公開しています。FF14利用規約の範疇内での二次使用は大丈夫だと思います。今後もデータを増やし、精度向上に努めていきたいと思います。

FinalFantasy XIV : the data set of Eorzea letters for Deep Learning - ゲレの工房

Android版が公開されない件

アプリ開発の時点で、Android版とiPhone版の同時公開ができるような開発をしようかと悩んだ時期がありました。ただ、カメラを使う時点で同時に開発することが難しいと判断し、先にiPhone版の開発を行なっています。
今後もしばらく、一旦開発が落ち着くまではiPhone版の開発に集中したいと思います。

Androidをお使いの方も大勢いらっしゃることは重々承知しています。FF14内でも「Android版の公開まだー?」と言われたり、リアルでも(妻から)「なんでAndroid版無いのよ!」と叱咤を受けております。

一旦、上記のような問題、特に使い方に関する課題を解消してから、Android版の開発を行いたいと思います。

更新予定

マニュアル・チュートリアルの拡張

アプリ内でチュートリアルが見れるようにします。これは上記の、使い方がわからないという問題への対応となると思っています。

UIの更新

使いにくいと思われる場所が数カ所ありますので修正します。例えば

  • 現状、カメラのズームが固定なのですが、二本指でよりズームできるようにしたい
  • テキスト入力部分にアルファベットを入力すると、iPhoneの仕様なのか、よくわからない文字の修正がかかるので対応したい(もしかするとiPhoneの仕様上直せないかも)
  • 一番下のメモ欄の使い道がわかりにくいのを修正

などです。

学習データの公開

学習に使用したデータは、できる限り公開していきたいと思います。
こっそり昨日も更新しました。
今後、他の人が機械学習などでデータを使いたい場合など、自由に使っていただいてかまいません。
もちろん、ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件の範疇での話になるとは思います。

今後も精進を続けたいと思いますので、温かい目で見守っていただけると幸いです。よろしくお願いします。


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