実務で現行最新版であるLaravel5.4を使う機会が出てきました。
しかし執筆現在ではLaravel5.4の本は少なく、日本語の書籍だとほぼ存在していないと思われます。
そこで、一旦Laravel5.3の勉強をし、5.3から5.4への変更点を後日勉強すればいいかなと考えています。
今回読んだ本は以下です。
PHP初めてのフレームワーク Laravel5.3/5.4 〜ステップ1
- 作者: 山崎大助
- 発売日: 2017/03/18
- メディア: Kindle版
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PHP初めてのフレームワーク・Laravel5.3 〜ステップ2
- 作者: 山崎大助
- 発売日: 2017/03/31
- メディア: Kindle版
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PHP初めてのフレームワーク Laravel5.3 〜ステップ3〜
- 作者: 山崎大助
- 発売日: 2017/04/06
- メディア: Kindle版
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書籍の対象者と私のスキル
書籍の対象者は以下のように書かれてありました。
「PHP 初心者本が読み終わって、次に何を学ぶか?を考えている人」、「フレームワークを学んでみたい人」、「公開サーバーにアップロードする」などPHP の初心者~中級者の人向けに書いてあります。
ちなみに私のPHPスキルは
といったところです。
その観点から、この本を読むとLaravelを使ったお仕事ができるかというお話もしたいと思います。
感想文
PHP初心者でも読める?
正直、かっ飛ばしている部分はあります。特にSQL周りの話はかなりかっ飛ばしています。
ただサンプルコードを書いてあり、そのサンプルコードを実行すればとりあえずは実行可能なアプリは作れると思います。
特に、MVCの話をしているところで、C(コントローラー)の話を飛ばし、ルーティング部分で処理を行うように書かれていたのは驚きました。
教科書的にはきちんと最初からMVCに沿った話をしたほうが良いと思うのですが、手っ取り早く動くものを作るのならかっ飛ばしていくほうを筆者は選んだのだろうなと思います。
なので、初心者より中級者の方が戸惑う人が多いんじゃないかなと思いました。少なくとも私は戸惑いましたw
逆に、初心者は、どうしてこのコードで動くのだろう?という疑問は浮かぶと思います。そこは自学習のチャンス・きっかけとしていただければいいのかなと思います。
読む本は最初の1冊でいい?3冊読んだほうがいい?
個人的には、Laravelとは何ぞや、ということは1冊目だけで十分にわかると思います。ほかのフレームワークを触ったことある人なら、1冊目だけで十分です。
じゃぁ、なぜ3冊あるか。
個人的な感想ですが、初心者でも3冊読めば、比較的簡単な仕事として作ってほしいと要求されるアプリケーションを作れるようになると思います。
『お前がそんな仕事しかしてないからじゃないか?』と言われそうですが、実際そんなものかなと思いますよ。(個人の感想です
もちろん、サンプルコードそのまま仕事として納品することはできないと思いますが、プラスアルファで何かの機能を追加すれば、立派なアプリケーションになります。
Laravel5.4の勉強にも使える?
私はこのサンプルコードをLaravel5.4で動かしてみました。問題なく動きました。
5.3から5.4への変更点は様々あるため対応が必要ですが、そこはいろいろ調べる必要はあるかと思います。先駆者の知識を借りましょう。
とはいえ、Laravelを勉強する最初の一歩としては十分です。最新版に追いつくためにはドキュメント読んだりWeb検索するのはいつもの話ですしね。