現在話題になっているNeural Network Console、私の作成している言語を超える力のアプリ開発で使えるかどうか検証してみた。
前提情報
アプリ
Neural Network Console
Sony社が開発・無料公開しているディープラーニング総合開発ツールです。
プログラミング不要で、UI上で様々なニューラルネットワークの設計を行うことが可能です。
もちろん、実際の学習・評価も行うことが可能です。
言語を超える力
私が開発している、ディープラーニングを使ってFF14というゲームの文字をアルファベット・数字に分類するというアプリです。
現状、TensorFlowで開発を行い、チュートリアルで紹介されていたcifar10を参考に、単純なニューラルネットワークを構築しています。
詳しくは、過去のブログを見ていただければ嬉しいです。
エオルゼア翻訳 カテゴリーの記事一覧 - 日曜プログラミング
やりたいこと
言語を超える力のニューラルネットワークの設計を見直し、よりよい精度を出せるようにしたいです。
やってみた
準備編
Neural Network Consoleの準備
Neural Network Consoleのインストールなどは、すでに色々な人が記事をあげているので、ここでは割愛します。
私はこの記事を参考にしました。
qiita.com
データセットの準備
公式マニュアルを参考にしました。
blog.dl.sony.com
この記事の
を参考にしました。
ラベルごとに画像フォルダを分けるのが流儀のようなので、それに合わせてデータを整理。
マニュアルに従い、csvファイルを作りました。
マニュアルから変更した点は、
こんな感じのcsvファイルが吐き出されました。
x:image,y:label
.\62\empty-20170624183305-58.jpg-12.png,59
.\62\empty-20170622175120-43.jpg-83.png,59
.\24\o-20170820100018-41.jpg-0.png,17
.\62\empty-20170622175120-43.jpg-80.png,59
.\62\empty-20170624183348-100.jpg-55.png,59
.\62\empty-20170612172055-68.jpg-3.png,59
.\62\empty-20170611001216-68.jpg-0.png,59
.\22\m-20170531020032-17.jpg-6.png,15
.\62\empty-20170803115327-41.jpg-7.png,59
.\57\V-upper-EorzeaExtended.png,53
.\62\empty-20170622175120-43.jpg-34.png,59
.\62\empty-20170607131800-91.jpg-28.png,59
.\20\k-20170523164850-13.jpg-8.png,13
.\10\a-20170622174527-58.jpg-11.png,2
.\40\E-20170517011301-91.jpg-0.png,35(以下省略)
グラフィカルに、トレーニングデータが読み込まれたのもわかります。
感想と今後の予定
Neural Network Console
とても使いやすく、直感的にディープラーニングを試すことができました。
ただ、このまま公開することは難しそうです。もう少し使い方を学べば、このままツールとしてデプロイする方法もわかるのかもしれませんが・・・・そこまで試せませんでした。
あくまで、ニューラルネットワークの設計のために使いたいと思います。
TensorFlowでは設計のテストを素早く行うのはかなりの技術が必要ですが、Neural Network Consoleを使えば素早く試せるのがいいですね。
言語を超える力の更新
もっと試したあとで行う予定ですが、Neural Network Consoleで最適だと判断されたニュートラルネットワークの設計を基に、TensorFlowで開発を行い、デプロイしたいと思います。
今回はここまで
それではー
2017/08/23追記
もう少しテストしたところ、ニューラルネットワークの設計をやり直さないと正しい学習が行われていないという結果がでました。
この設計についてはまた記事にします。
2017/08/24追記
記事にしました
blog.gelehrte.com