ゲレの工房

ゲーム好きの中の人が、自分が作りたいアプリを作る記録です

備忘録:IBM Watson Visual Recognitionがサービス終了するようなので、AWSにIBM Maximo Visual Inspection stand-aloneを入れてみる (その1)

先日、IBMが以下のようなニュースを出してきました。
www.ibm.com

この記事では以下の文章が書いてありました。

サービス停止の概要は以下の通りです。

2020年12月1日:Visual Recognition リリースノート (英語)に掲載
2020年12月1日:サービスのすべての有償ユーザーにサービス提供終了メールで通知。標準プランの新規インスタンスが作成できなくなりました。既存のインスタンスはサービス終了まで継続使用可能です。
2021年1月7日: Visual RecognitionはIBMクラウド・カタログから削除され、ライトプランの新規インスタンス作成ができなくなります。
2021年12月1日:Visual Recognitionサービス終了
Watson Visual Recognitionの概要

あまりの突然のことで戸惑う私。
私は趣味で「言語を超える力」というアプリ制作を行っており、その画像認識に利用していました。
blog.gelehrte.com

また、先程のサービス終了の記事には以下のような内容も書いてありました。

今後の対応について
カスタムモデルのユーザーに対して移行方法は提供されていません。ただし、ラベル付き学習データが残されていた場合、再学習することによりMaximo Visual Inspection (英語)が移行先となり得ます。

事前学習済みモデル(一般、Explicit、Food)をご利用のユーザーに対しては、新しい代替手段は提供されません。

ちょっと辛いですね。

ここで試行錯誤していることを備忘録に残したいと思います。

過去にIBM Watson Visual Recognitionで付けたラベル付き学習データはどうなるか?

APIからもUIからもダウンロード出来なさそう

私が調べた限りでは、ラベルの一括ダウンロードは出来ない様子。

マニュアルをみても、そのAPIは用意されている様子もなく、UIからもダウンロード出来そうにありませんでした。

お問い合わせしてみた

現在、IBMにメールにてお問い合わせしているところです。
返答があり次第、追記します。

半分諦めている

私がタグ付け・ラベル付けしたのはせいぜい600ファイル程度。
UI上からラベルのJSONファイルを1つずつ手作業でコピーすることは可能。
それならもう、人力でやるのも一つの手か。
と考えています。

移行先のMaximo Visual Inspectionはどうやって使うのか

おすすめされているMaximo Visual Inspectionについての調査も行っています。

動作環境

Maximo Visual Inspectionはソフトウェアで、クラウドでサービスしているものではありません。
そこで、私はAWSに環境を作る方法を考えています。

必要要件

Red HatUbuntuで動かすことを想定しているようです。

動作環境のインストール方法

以下からインストールすることが可能のようです
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSRU69_1.3.0/base/vision_install_prereq.html

どのバージョンのIBM Maximo Visual Inspectionをインストールするか

IBM Maximo Visual Inspection from IBM Passport Advantage は、会社として借りることを想定している?

IBM Passport Advantageへの登録が必要のようです。
IBM Passport Advantage Online for customers
IBM お客様向けパスポート・アドバンテージ・オンライン - Japan PAO customer

Site numberなどの入力画面があり、そのSite numberを取得する必要がありそうです。

Site numberはどこで取得するか

まずPassport Advantageへの契約が必要そうです。
パスポート・アドバンテージと日本語で説明してくれているっぽいサイトがあるので、こちらからどうぞ。
www.ibm.com

少なくとも申請書を登録する必要がある様子。
ちょっと時間がかかりそうなので一旦パス。

Install IBM Maximo Visual Inspection trial mode をインストールしようとしてみる

こちらのリンクから可能の様子。
試用は90日間あるようなので、とりあえずこちらで試してみたいです。
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSRU69_1.3.0/base/vision_install_standalone.html#vision_install_standalone__trial

AWSIBM Maximo Visual Inspection trial modeをインストールしようとする

まだこれはやっている最中なので、メモだけ残しておきます。

とりあえず、自宅PCにtarファイルをダウンロード

上記サイトからダウンロードできるので、こちらを。

ただし、25.3GBという巨大ファイルなので、ゆっくりと作業中。
これをAWSにアップロードするとなると、AWSの空き容量もある程度確保した環境を用意しておかないとなと、ビクビク中。

AWSのEC2インスタンスを作成

Red Hatで作成。
多分拡張する必要があると思われるが、とりあえずt2.microで。
GPUとかを考えて、将来的には少し別のプランに変えるつもり。
ディスク容量も足りないだろうし。

補足:IBM Maximo EAM 7.6.1 on AWS

IBM Maximoの環境をAWSに用意してくれるセットも存在する様子。
ただ私の個人ではここまで必要なく、必要であればこの環境を用意することも可能だと思うので、今回はパスで。
aws.amazon.com

終わりに

とりあえず、今できる範囲内のことはやったので、tarファイルのダウンロード待ち。
続きはまたゆっくりやろうかなと思います。

今回はここまで、それでは。

次回の記事

続きの記事はこちらになります。
blog.gelehrte.com


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